10/17 浮世絵ってなんなんだ?

この度はおたからや物集女店のブログを見て頂きありがとうございます。
本日は絵画の買取についてです!

今回ご紹介させていただくお品物は
歌川国芳(うたがわ くによし)の
『勧進大相撲土俵入之図(かんじんおおずもうどひょういりのず)』という作品です。
浮世絵の巨匠として非常に有名な絵師ですので
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
「『東海道五十三次』の歌川広重なら知ってるけど……」と思った方。惜しいです!
実は、歌川広重と歌川国芳は「歌川派」と呼ばれる同じ一門の門下生であり
同時期に切磋琢磨したライバル同士でもあります。
情緒あふれる「風景画」で一世を風靡した広重に対し
国芳はダイナミックな「武者絵」や
今回のような「相撲絵」を得意として人気を博しました。
今回掲載させて頂いた『勧進大相撲土俵入之図』は
福岡市博物館や石川県立美術館などにも所蔵されている
国芳の作品の中でも特にポピュラーで人気の高いお品物です。
「え? 美術館が所蔵している高尚な絵なら、手元にあるこれは複製画なの?」
と思われた方、ご安心ください。仕組みをご説明させていただきます。
実は、私たちがよく目にする浮世絵は「木版画」で作られており
当時同じ絵が何枚も刷られていました。
そのため、美術館や博物館に飾られているような貴重な浮世絵と
「全く同じオリジナル(当時刷られた本物)」が、
現代でも一般のご家庭に眠っていることがよくあるのです。
そもそも浮世絵は、現代の感覚で言うと
「推しのアイドルのポスターやブロマイド」
「プロ野球カード」
「アニメのタペストリー」
「写真家が撮ったエモい風景写真」
のような存在と言えるかもしれません。
今でこそ美術品として扱われていますが
江戸時代の庶民からすれば
「これ、20文(現代の感覚でいう牛丼1杯分くらい)で買った、なんてことないお気に入りの絵やで?」というくらい、とても身近なエンタメだったわけです。
このように、木版画で大量に刷られ
庶民の日常に溶け込んでいたお品物だからこそ
1点物の肉筆画(手描きの絵画)に比べると
現在の買取市場ではお値段が付きにくいケースも少なくありません。
しかし、描かれているモチーフや保存状態によっては数万円以上の価値になることも十分ございます!
また、『東海道五十三次』のような有名なシリーズ物が揃っている場合は
さらにまとまった金額でのご提示ができることもあります。
もしご自宅に「これって本物の浮世絵かな?」
「古い絵が出てきたけれど価値が分からない」というお品物がございましたら
売却を検討される前に、ぜひ一度おたからや物集女店にご相談くださいませ。
当店スタッフがお客様の大切なお品物を1点ずつ丁寧に拝見いたします。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております!
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